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芸人におかっぱ頭が多い理由とは?…大木凡人と蛍原徹に聞いてみた
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芸人界では、昔からおかっぱ頭の芸人さんが多いイメージがあります。最近のお笑い第7世代においても、3時のヒロイン・かなでさん、ラランド・サーヤさん、ぼる塾・きりやはるかさん、空気階段・水川かたまりさんなどおかっぱ芸人は多数存在しています。
おかっぱ芸人の歴史をたどれば、元祖といえばやはり大木凡人さんではないでしょうか。凡人さんは昭和の時代から変わらず、現在に至るまでずっとおかっぱを貫いているのです。
また、お笑い第2世代に位置づけられるB&B・洋七さんやオール阪神巨人さんも、1980年代前半の漫才ブームの頃はおかっぱ頭でした。その第2世代の芸人さんから、「凡人さんはおかっぱの元祖や!」と言われたと凡人さんがおっしゃっていました。
そのあとに続く、お笑い第3世代ではイジリー岡田さん。第4世代は雨上がり決死隊・蛍原徹さん、バナナマン・日村勇紀さん、バカリズムさん。この世代の芸人さんもおかっぱが多く、つぶやきシローさん、ふかわりょうさんも、かつてはおかっぱ頭でした。
続く第5世代はハリセンボン・近藤春奈さん、メイプル超合金・安藤なつさん、タンポポ・川村エミコさん、阿佐ヶ谷姉妹など女性のおかっぱ頭が目立ち始めたといえます。
そしてさらに第6世代では元ブルゾンちえみの藤原史織さん、おかずクラブ・オカリナさん、ガンバレルーヤ・まひるさん、ひよっこりはんと各世代でおかっぱ芸人が活躍されています。
では、なぜ最近になっても芸人界でこんなにおかっぱ頭が多いのか。元祖おかっぱ芸人の大木凡人さんに以前お話を聞きました。
「おかっぱは見た目が柔らかく、インパクトがあるから、職業がら覚えてもらいやすいメリットがある。実際、僕はおかっぱに変えて、おかっぱメガネのイメージが定着しましたから」
確かに芸人さんは、顔を覚えてもらうのが重要事項の1つだと言えます。しかし逆に、一度おかっぱ頭が定着すると髪型を変えづらいというデメリットもあると凡人さんは言います。
「むかし髪の毛を金髪にしたときがあったんです。そのときに番組の偉い人に『凡人ちゃんと言えば、おかっぱでメガネだから、金髪にしたらイメージに合わないので、黒に戻してくれないか』と言われたんです。それでも『私はこれで行きますから』と言ったら、1カ月後に番組を降ろされたことがありますよ」
お笑い第4世代の蛍原さんも、凡人さん同様、おかっぱにして覚えてもらえるようになったと同時に、キャラが定着したことで髪型を変えづらくなったそうです。またおかっぱには違ったデメリットもあると蛍原さんは言います。
「子供が心配ですね。親父がおかっぱで、周りの子供たちから自分の子供がいじられるんじゃないかと……」
芸人さんの見た目や芸風などでお子さんがいじられるという問題は、芸人さんによくある悩みです。さらにもうひとつ、おかっぱのデメリットとして、既婚者である蛍原さんから意外な答えが返ってきました。
「やっぱりプライベートですかね。おかっぱにして全然モテなくなりました(笑)。だから僕がおかっぱをやめたときは、悪さを始めるサインだと思っててください(笑)」
蛍原さんはいまだおかっぱ頭を継続されているので、悪さは控えているようです(笑)。
おかっぱ頭はインパクトが強く、顔を覚えてもらえる利点がある反面、イメージチェンジする場合やプライベートで弊害が生じるため、諸刃の剣なんですね。
取材・文/インタビューマン山下
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退。現在はインタビュアー・お笑いジャーナリスト
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