Scientists Fired Tardigrades Out of a Gun to See if They Can Survive Space Impacts
https://www.sciencealert.com/tardigrades-can-survive-high-velocity-impacts-after-being-fired-from-a-gun
元論文
Tardigrade Survival Limits in High-Speed Impacts―Implications for Panspermia and Collection of Samples from Plumes Emitted by Ice Worlds
https://www.liebertpub.com/doi/full/10.1089/ast.2020.2405
クマムシの不死身リストに「銃で発射されても死なない」が追加されました。
イギリス・ケント大学は、氷点下や宇宙空間でも生きられるクマムシが、どれほどの衝撃に耐えられるのかを実験。
その結果、拳銃弾より速いスピードで射出されても死なないことが判明しました。
研究は、5月11日付けで『Astrobiology』に掲載されています。
ライフル弾に近い速度まで耐えられる!
クマムシは、4対8本の足を持つずんぐりとした緩歩動物です。
体長は1ミリほどで、約1200種が知られており、高山や深海、南極など、世界中のどこにでも住んでいます。
クマムシは周囲に水がなくなると、「乾眠」という不死身モードに入ります。
こうなるとクマムシは、無酸素や氷点下、高圧、煮沸、放射線、真空と、あらゆる過酷な環境にさらされても死にません。
30年間冷凍させても、水をかければ再び動き始めるのです。
過去には、博物館に130年間保管されていたクマムシが復活した例があります。
ある意味で「最強」の名にふさわしい生物です。
そこで今回、研究チームは、クマムシをライトガスガンで発射し、どれほどの速度まで耐えられるかを実験しました。
使用したライトガスガンは、水素やヘリウムなどの軽ガスを急速に加圧することで、秒速8kmまでの射出速度を生成できます。
チームは、淡水棲のドゥジャルダンヤマクマムシ(Hypsibius dujardini)を用い、ナイロン製のサボ弾に入れて冷凍し、乾眠状態を誘発しました。
※サボ(Sabot)とは、銃の口径より小さな弾頭を発射する際に、弾頭に装着するアダプターのこと
その後、サボ弾をライトガスガンに装填し、真空チェンバー内の砂床に向けて、秒速0.556~1.00kmの範囲で発射しました。
それから、クマムシを取り出して水に浸け、乾眠状態から復活するかどうかを観察します。
(a,b)射出前、(c)728m/sで射出後、(d)901m/sで射出後 / Credit: Alejandra Traspas et al., Astrobiology(2021)
その結果、射出されたクマムシは、秒速825mまで耐えることができたのです。
拳銃弾がだいたい300~400m/s、ライフル弾が880m/s、速いものだと1450m/sほどですから、クマムシは、ライフル弾に近いスピードまで耐えられるということです。
対照として用意した「射出なし」のグループは、約8~9時間で乾眠から回復しましたが、825m/sはクマムシが耐えられるギリギリのラインのようで、回復にはそれ以上の時間がかかっていました。
体にもわずかの損傷が見られています。
また、901m/sまで上げるとクマムシは完全につぶれ、弾丸内でジャムのようになっていたようです。
小惑星に乗って宇宙空間に拡がれる? / Credit: jp.depositphotos
今回の結果は、クマムシがある程度の衝撃なら、他惑星への不時着にも耐えうることを示唆します。
===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://nazology.net/archives/89390
ライター 大石航樹
愛媛県生まれ。大学で福岡に移り、大学院ではフランス哲学を学びました。 他に、生物学や歴史学が好きで、本サイトでは主に、動植物や歴史・考古学系の記事を担当しています。 趣味は映画鑑賞で、月に30~40本観ることも。
編集者 やまがしゅんいち
高等学校での理科教員を経て、現職に就く。ナゾロジーにて「身近な科学」をテーマにディレクションを行っています。アニメ・ゲームなどのインドア系と、登山・サイクリングなどのアウトドア系の趣味を両方嗜むお天気屋。乗り物やワクワクするガジェットも大好き。専門は化学。将来の夢はマッドサイエンティスト……?。
引用元: ・【生物学】 最強生物クマムシの驚異の能力リストに「銃で発射されても死なない」が追加 [朝一から閉店までφ★]
最強生物って言うと、ムキムキの物凄い怪物みたいのを連想するから不死身とかで表現した方がいいと思うんだ(´ー`)
目のしたの
虐待w
周りクマムシだらけ?
被弾するってこと?
銃「で」
弾の表面に貼りついたクマムシが弾ごと発射されるんだよ
踏みつけたらプチっと潰れる
その哀れなナメタケしまえよ
もともと死んでいるのだ
無論生物の目的は産めよ増やせよでありとあらゆる環境に広がることにあるわけで、
クマムシはその進化の目的を達したものと言えばそれまでではあるが。
しかし特定の極限環境に適応するとその分他のイージーな環境ては生存できなくなるというのが一般的パターンだ。
なせクマムシだけがこのような汎用的な極限環境適応生物に成り得たのか?
その隕石で他の星に行って
また分離・進化で地球の命をつないでくれそう
最強すぎる
潰されたら終わりだろ